2012 年、団塊世代がいよいよ65 歳を迎えはじめます。5年前、2007 年問題としてクローズアップされた団塊世代の大量定年による新市場への期待は幻に終わりましたが、今年からまた改めて注目されます。ただ、前回得た教訓は、この市場は一括りにできるようなものではない、ということ。そして、もうひとつ注意すべきは、団塊世代以上は女性人口のほうが圧倒的に多い、ということ。そう、新しい「団塊シニア」ビジネスは、女性主導市場。ライフステージや世代感覚が複雑に交錯する上に、微妙な女ゴコロも揺れる・・・団塊シニアマーケットを確実につかむことから、始めましょう。
- 特集 再び注目される「団塊シニアマーケット」研究
今度こそ「大量退職時代」が始まる?2007年に肩透かしを食った市場が、団塊世代(1947年~1949年生まれ)の最年長者が65歳を迎える今年に、再び熱い注目を浴びている。また2010年に50歳以上人口が総人口の43%となり、今後も増え続けるという事実が、やはりシニアビジネスへの期待を後押しする。まずは「シニアビジネス」を考えるときの5つの基礎知識をおさらい。調査レポートでは、50代と60代のミセスに、セカンドライフについて「自分のこと」「夫のこと」「親のこと」の3つの角度から回答してもらった。
> Introduction 団塊シニアマーケットの5つの基礎知識>
・50代と60代で大きく異なるミセスの気持ち
> 自分のこと>
・リタイア・モラトリアムに揺れる50代、突き抜ける60代
・マチュアミセスの言いたい放題 ただいま、充実セカンドライフ満喫中
> 夫のこと>
・夫が現役か退職しているかで大きく変わるミセスのセカンドライフ
・マチュアミセスの言いたい放題 夫に家事を仕込むのは3~5年の長期戦
> 親のこと>
・親とのコミュニケーションや介護に悩み多き50代
・マチュアミセスの言いたい放題 子供の世話にはなりたくない、夫が一人残ったら大変!
- 「専門家、先進企業に聞く団塊シニアビジネスの新潮流」
巨大な市場ではあるけれど、実態は細分化されたミクロな市場の集合体、シニアマーケット。シニアビジネスの専門家・村田浩之氏が語る、その極意とは? また、多種多様な趣味・嗜好を持ち、知識欲も旺盛なシニア世代だが、中でも女性たちは男性よりも積極的で行動的。マチュア(成熟した)なミセスたちの心に響く新しい価値観を提案している、シニアビジネスの先進企業に訴求ポイントを聞いた。
・“多様でミクロな集合体”には、新しい価値でくくる提案が必要
・先進企業に聞く 多様なシニアのハートはこうしてつかめ
- マチュア世代が動く、集まる
地域のミセスを動かすことに定評のあるリビング新聞。マチュア世代のココロを捉えた企画も数多く実施し、たくさんのアクティブな女性たちが集っています。大好評企画の中から、ピックアップしてご紹介します。
PDFのダウンロードはこちら(リビング新聞のシニア企画事例レポート)
- 地域密着、女ゴコロ密着の「2011年イチオシ企画」
PDFのダウンロードはこちら(全国「リビング新聞」編集長に聞く各地の事例)
- リビングくらしHOW研究所 活動のご案内
女性のための生活情報企業として約40年の実績をもつ「リビング新聞グループ」のマーケティング・カンパニー「リビングくらしHOW研究所」は、女性の生活・消費意識と、その背景となる心理について、ウェブサイト、マガジン、セミナー・研究会などで情報を発信。女性市場にアプローチする企業のパートナーとして活動しています。