ダブルインカムの世帯では、将来に向けた貯金や保険についてどう考えているのでしょうか? 年代別に、また専業主婦、パートアルバイト主婦の家計と比較しました。
家計のための資産の主な目的は、40代以下「教育費」、50代以上「老後資金」
- 家計のための資産(貯蓄・保険・株式など)を管理している人は「主に妻」が最多で56.5%。
- 資産の合計額は年代で差があり、20代・30代は「100万円未満」が最も多く、それぞれ3割程度。「1500万円以上」が最も多い年代は、50代で20.4%、60代では25.5%。
- 家計のための資産の目的も年代で異なり、40代以下は主に「教育費」(20代以下57.6%、30代69.4%、40代59.5%)。
- 「住宅購入」「万が一の時の備え」は30代以下のポイントが高い。
- 50代以上のポイントが高いのは、 「老後資金」(約7割)や 「住宅リフォーム」(約2割)。
家計について話し合う頻度が高い30代以下。
50代以上は「ほぼ話し合ったことがない」3割超
- 子どもがいる人に、子どもの教育費について夫婦で話し合った経験を聞くと、40代以下は7割近くが「ある」と回答。
- 教育費の準備を始めている人は30代以下は約8割で、「教育費として分けて」管理している人が約6割と多数派。
- 40代でも76.5%が準備をしていて、教育費の負担は大きい。
- 50代では過半数が、60代では9割近くが教育費から解放されている。
- 老後資金について夫婦で話し合ったことがある人は年代が上がるにつれ増え、50代で半数を超え、60代では64.8%。
- 老後資金の準備を始めている人は、20代以下では約3割だが、40代で半数を超え、60代では7割を超える。
- 夫婦で家計について話し合う頻度は、ライフイベントの多い若い世代ほど多く「毎月のように頻繁に」という人が、20代では45.9%、30代では27.1%。
- また、子育て中の人が多い30代・40代では「子どもの入学などでライフステージが変わるときに」という人が2割強。
- 50代以上は「毎月のように頻繁に」という人が2割程度いるものの、「ほぼ話し合ったことがない」が3割を超える。
【調査期間: 2017.06.30~07.09】
【調査方法: 「リビングWeb」「シティリビングWeb」「あんふぁんWeb」
「ぎゅってWeb」でのアンケート】
【調査対象:主婦(全国) 有効回答数 /1185】