3年前に実施した未就学児がいる世帯の3世代コミュニケーション研究では、”母系”が生み出す”3世代連鎖の消費パワー”と”実力”が明らかになった。
今回は、子ども(孫)が小学生~高校生の世帯の3世代コミュニケーションについて調査するため、小学生~高校生の子どもがいる女性に、実家との3世代コミュニケーションについて聞いた。
小学生の子どもがいる世帯は、幼児の時と変わらず、母方の実家と密度の濃い関係
中学生・高校生の子どもは会う頻度は減るが親密度は変わらない
- 小学生の孫と母方祖父母、6割超が月に1回以上会っている。
- 中学生は47.8%、高校生は45.2%とやや減るが、半数近くは「月に1回以上」会っている。一方で、「年に2、3回」以下という人も3割超。
- 5年前と比べて、子どもと実家の親密度は「変わらない」という人が、子どもがどの学齢でも最多。
- 母方実家と一緒に実施している率が高い年中行事は「お正月」。小学生の子どもの「誕生日」は3割超、「運動会」は4割超が一緒に実施
- 1年以内に、小学生の子どもと3世代でお出かけをした人は、約5割。誘う・行き先を決めるのは「自分たち夫婦・子ども」だが、費用は「実父母」の負担が大きい
- 1年以内に、小学生の子どもと3世代で国内旅行した人は、約4分の1。行き先を決めるのは「自分たち夫婦・子ども」だが、費用は「実父母」の負担が大きい
- この3カ月で、3世代での外食をした割合は、子どもが小学1~3年生、小学4~6年生どちらの場合も約6割。中学生では5割、高校生は4割程度。
- 行き先は、どの世代でも楽しめる「回転寿司」が6割台でトップ。小学生の子どもにはファミリーレストランも人気
- 3世代での外食費用の多くは実父母が支払い。1人当たりの平均費用は、子どもが小学生の場合1000円台、子どもが中学生・高校生の場合2000円台
【実施日時】 2017年9月27日~10月2日
【調査方法】 Webアンケート
【調査対象】 小学生~高校性の子どもがいる女性 198件