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リビングくらしHOW研究所

データ&ランキング「フォーカスリサーチ」 最近の葬儀は、小規模、低価格への期待が目立つ

ここ3年以内で「家族葬」「一日葬」の割合は7割以上に

認知率1位&期待度1位は「

総合満足度1位&推奨度1位は「

利用率1位は「公益社」


株式会社リビングくらしHOW研究所と株式会社サンケイリビング新聞社が、多彩なテーマと切り口で実施する、データとランキングの消費者調査「フォーカスリサーチ」。今回は「葬儀社」について発表します。

全国で展開する「小さなお葬式」は、認知率1位・期待度1位となりました。関東・近畿エリアの利用者の総合満足度・推奨度で1位となったのは「よりそうお葬式」。利用率1位は「公益社」となりました。


認知率・期待度1位「小さなお葬式」

インターネットで全国一律料金の葬儀を取り扱う株式会社ユニクエストが運営する「小さなお葬式」は、公式ウェブサイトでの情報発信のみならず、テレビや雑誌などのメディアにも多く登場しています。今回の調査でも、テレビCMなどを通して、全国的に約6割が認知しているという圧倒的な強さを見せました。また、利用してみたいという人が全体の3割を占め、「期待度」で1位となりました。

 

 

「小さなお葬式」に期待する声

  • 小さなお葬式。社名からして本当に最低限の葬儀で終わらせたいので期待できそう(50歳・女性)
  • いろいろな葬儀の形があることが分かり、手ごろな価格でできそうだから(51歳・女性)
  • 地域的に利用できる葬儀社が限られており、その中でも、知名度があり、良さそうなので選びました(39歳・女性)
  • 大きな1社ではなく、地元の小さな葬儀社がネットで繋がっている形式なのだと分かった。地元ならではの心遣いがあった(67歳・女性)
  • プランが分かりやすい、選びやすい、知りたいことが調べやすいホームページ。葬式は忙しく、調べ物なども多いので極力余計な手間が省ける、分かりやすいホームページは重要だと思います(39歳・女性)
  • 一度使ってみて とても 使い勝手が良かった。家のすぐ近くの葬儀屋さんを紹介してもらえた(60歳・女性)

 

ウェブサイトのトップページに用意された複数の小さなお葬式から選ぶことができ、その料金体系もわかりやすい点が評価されています。また、全国のネットワークを介して、提携している地域の葬儀場を紹介されるため、自分たちだけで選ぶよりも、安心して葬儀を執り行える点も期待度につながっています。


総合満足度・推奨度1位「よりそうお葬式」

※利用者評価

一番直近に利用した葬儀社の満足度を調査したところ、関東と近畿エリアを中心に回答数が少ないながらも、「葬儀全体の費用の値ごろ感」「葬儀の後のサービスや対応」「葬儀社への総合的な満足度」で1位となったのが「よりそうお葬式」です。

 

 

「よりそうお葬式」を利用した人のコメント

  • 一番は料金のわかりやすさ。次にやることをストレスなく、進めていってくださり、本当に助かりました(59歳・女性)
  • 会館の担当してくれたスタッフさんがとにかく優しくて救われました。年老いた父が何度も同じ質問をしても、理解するまで丁寧に説明してくれました(52歳・女性)
  • 実際の葬儀は地元の葬儀屋さんが担当してくれましたが、そこのアフターフォローがとてもよかったです(60歳・男性)
  • 前日のプラン変更の要望にも応じて下さり、本人の希望通りの葬儀ができて良かったです(55歳・女性)
  • 明朗会計で説明が分かりやすかったから安心感があります(29歳・女性)

 

「小さなお葬式」と同様に、提携している全国の葬儀場へとつなぐ「よりそうお葬式」。2009年の創設から、葬儀ベンチャーとして、葬儀費用の不透明さの解消を目指しています。費用の値ごろ感について、利用した人のコメントの中に、追加料金についてのコメントがなかった点が挙げられます。また、担当した葬儀社によっては四十九日までの配慮があったなど、式の後のフォローについても評価の声がありました。


利用率1位「公益社」

首都圏(東京・神奈川・千葉)と、近畿圏(大阪・兵庫・奈良)のエリアで展開する「公益社」は90年以上の歴史があります。自社の葬儀専用施設を持ち、社葬などの大規模な葬儀から、一般葬、家族葬までを執り行っています。エリア別にみると、今まで利用したことのある葬儀社(複数回答)として、近畿圏では24.5%、全体で見ても10.1%と1位でした。

「公益社」を利用した人のコメント

  • 細かいところまで気遣いができる葬祭ディレクターが担当し、故人との最後の別れを素敵な最後の思い出として残してくれた(44歳・女性)
  • 丁寧に対応いただきました。料金もそれなりに納得できた(46歳・男性)
  • 実家から近かったので、打ち合わせから葬儀まで移動の負担が少なかった(48歳・女性)
  • 寝たきりで急に逝ってしまった父の葬儀、100人も来ないだろうと返礼品をその程度しか発注していなかったが、300人ほど来てくだり、追加の返礼品を用意してくれて、どなたにも渡すことができたことは感謝している(49歳・女性)
  • とても親切だったし、親身になって話を聞いてくれた。参列者からの評判も良かった(41歳・女性)
  • 私が子どものころからあったし、地域での実績もあるので安心感がありました。地域ならではの風習も教えてもらい、助かりました(50歳・女性)

 

葬儀場は、会葬者のためにもアクセスは重要です。駅から近い点を評価する声もありました。また、会葬者の人数が予想を上回ってしまった際の返礼品の補充や「豪華で盛大なお葬式になった(61歳・男性)」など、地域の強み、大手ならではの対応力を評価する声の割合が高い結果となりました。


<ResearchDATA>

一番直近の葬儀について、10年前までは

主流だった一般葬が5年以内で逆転、

3年以内では、「家族葬」「一日葬」の割合が

全体の7割以上を占める結果に

自身が関わった直近の葬儀について聞いたところ、10年ほど前までは、葬儀場で行う一般葬が半数を占めていましたが、5年以内のあたりから減少傾向にあり、家族葬(家族や親しい友人だけが参加する小規模な葬儀)や一日葬(お通夜を行わず、告別式から火葬までを1日でする葬儀)の割合が増え、3年以内では7割以上となっています。特に高齢の家族を見送る場合、家族のみとなることもあり、小規模な葬儀の需要が高まっています。

<直近の葬儀が3年以内で、家族葬を選んだ人の声>

  • 家族葬で1日1件だけ葬儀ができるので、ほかの人が来ない建物でリラックスできた(63歳・女性)
  • 地元での評判の良い小さい葬儀社さんを探しました。良い葬儀を行うことができました(51歳・女性)
  • 参加者の交通の便を考えて、自宅の近くで。近辺に3社あったけれど、「泊まれる」ところに(64歳・女性)

費用面でも、一般葬に比べて抑えられる家族葬

一般葬でかかった費用は、100万円〜300万円が51.1%で、「ドライアイス代や、霊柩車が高級車で費用がかさんだ」(67歳・女性)、「参列者が多くなると費用も上がる」(59歳・女性)などの声がありました。家族葬については、費用は、100万円以下が約6割を占めていますが、「急いで決めなければならないことが多く、思ったより費用がかかった」(59歳・女性)という声もありました。突然のことにあわてないように、したい葬儀のスタイルに合った費用と共に、式の手順や連絡先のリストなどを準備しておくことも大切です。

 

【調査概要】2024年1月19日~1月29日、サンケイリビング新聞社公式サイト「リビングWeb」会員、読者組織「リビングファン」会員へのWEBアンケート。結果をもとに、独自の集計方法でポイント化し集計。調査対象は28社

【回答者プロフィル】有効回答数3447人 /平均年齢52.7歳/全国20代~70代の男女 女性81.6%、男性18.4%/30代以下 13.7% 40代23.0% 50代35.2% 60代以上28.1%/独身28.4%、既婚71.6% ※データは小数点2位以下四捨五入

【調査対象】 愛昇殿レクストの杜/あいプラン/ウェルライフグループ平安祭典/お葬式のむすびす/家族葬のファミーユ/北関東互助センター/くらしの友/公益社/こころネット/さがみ典礼/サンセルモ玉泉院/湘和葬祭/セレマ/葬仙/大成祭典/たったひとつのお葬式/たまのや/タルイ/小さなお葬式/TEAR(ティア)/典礼会館/ニチリョクのお葬式/博善社/備前屋/ベルコのお葬式/ユウベルの平安祭典/ユウベル積善社/よりそうお葬式 ※五十音順


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