続く景気低迷の中、家計を守る主婦のお財布事情はどうなっているのか?貯金は約9割とほとんどの家庭で行っており、貯金額は200万円~300万円、1000万円~1500万円の2つの大きな山が見られる。その目的は、老後の準備67.0%、病気や事故への備え49.8%、子どもの学費38.3%、将来への不安35.5%。お金を貯めていても必要な時が来るまで消費をしない傾向が強い。
一方、自身のへそくりや貯金は、約7割がしていると答えた。その額は100万円以上が40.5%、そのうち1000万円以上の人も9.2%もいる。そして自由に使えるお金は1カ月あたり1万円未満が47.5%、1万円以上~3万円未満が36.0%、3万円以上は16.5%。働く主婦が増えたことで、自分のための貯えと多少の余裕はあるようだ。国内外の旅行のほか、ファッションや美容、趣味の活動への高額の消費も見られ、家計とは別の財布があることもわかる。
自分の財布の紐は固いと答える主婦は77.0%。だが、「頑張ったご褒美」や「誕生日・記念日」「家族のため」には贅沢をしてもいいと答える人も多い。主婦の財布の紐を緩めるには“きっかけ”や“いいわけ”を作ることが必要なのだろう。
<調査概要>
◆調査時期: 2012年12月26日~2013年1月9日
◆調査方法:リビング新聞公式ウェブサイト「リビングWeb」にてWEBアンケート
◆調査対象:既婚女性
◆サンプル数:596件