“長く働き続ける”がスタンダードな時代、職場の反面教師に“大人のキレイ”を模索
総務省の「労働力調査」によると、1985年に男女雇用機会均等法が成立してから、女性の就業者数も共働き世帯数も緩やかではあるが増え続けています。また、「博報堂キャリジョ研」の調査でも、今回の調査対象である“働くアラサーシングル女性”は結婚後も出産後も「働きたい」という意向が高いという結果が出ています[グラフ1・2]。働き続ける女性が増えてきている中、アラサーシングル女性にとって、職場の先輩は“大人のキレイ”を考えるキッカケになっているようです。職場の中に、「憧れている女性」と「反面教師にしている女性」がいるかを聞いたところ、「反面教師にしている女性」のほうが多いことがわかりました[グラフ3・4]。
仕事をするうえで「キレイ」は役に立つかを聞いたところ、90.7%が「役に立つ」と回答しました[グラフ5]。さらにどのように役に立つのかというフリーアンサーでは、「仕事相手に好感を持ってもらえるので関係性を構築しやすい」「同じことを説明するときに説得力が違う」など、「キレイ」は仕事をするうえで武器になるようです。グループインタビューでも同様のコメントが出ていました。一方、仕事をしていることが「キレイ」になることに役に立つかを聞いたところ、63.3%が「役に立つ」と回答しており[グラフ6]、キレイと仕事は、相乗効果のあるプラスの関係であることがうかがえます。
“自分史上最高のキレイ”は平均24.4歳!ピークは過ぎたが、努力してもっとキレイに
自身の「キレイ」のピークを聞いたところ、肌・髪など身体的な要素のピークは平均22.6歳。外見・内面含め総合的な「キレイ」のピークは平均24.4歳で、多くの人がすでに曲がり角を感じています。それでも、肌や髪、スタイルは「努力して、もっとキレイになりたい」人が多数派で[グラフ7]、また、「姿勢の美しさ」「ココロの余裕」「色気」など、もっと身に付けたいと思っている要素も色々とあり[表1]、前向きに“大人のキレイ”を目指していることがうかがえます。
大人の女性として目指すのは、内面から湧き出る「キレイ」
どんな女性に憧れるかを聞いたところ、「知性や教養がある女性」「穏やかで余裕のある女性」「気遣いや気配りができる女性」が上位にランクインしました[表2]。また、グループインタビューでは、20代前半までは外面重視、現在は内面磨き(外面と内面を別の要素として捉えている)、そして今後は内面から湧き出るキレイ(外面と内面の一体化)という、働くアラサーシングル女性の「キレイ」の変遷も垣間見えました。キレイになりたいと思うキッカケは、異性・同性に限らず誰かに認められたい、キレイな・素敵な女性を見たときと、“他の人との関わり”であることがうかがえます[グラフ8]。
働く女性は、社会とつながり、「常にまわりに他人がいる」「常に他人と接する」環境に身を置いています。それゆえ、対人意識が高く、内面から外面にも出る・わかる「キレイ」を目指しているのではないでしょうか。「シティリビング」は、そんな働く女性たちのキレイと仕事の“イイ関係”を、あらゆる切り口で応援していきます。
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