リビング新聞グループのシンクタンクである株式会社リビングくらしHOW研究所(所在地: 東京都千代田区、代表取締役社長 細井英久)では、全国の共働きパパ(121人)・ママ(265人)を対象に「洗濯事情について」の調査を実施。夫婦の洗濯シェアや、お互いの洗濯への満足度などを聞きました。
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■共働きでも「ほぼ妻が洗濯する」が多数派
洗濯に関わっているパパは約4割、 妻や家族のために前向きに取り組んでいる
共働き子育て家庭で、パパが洗濯に関与している割合は約4割(グラフ1)。共働きでも約6割は「ほぼ妻がする」と回答しています。夫婦で分担している人(36.8%)に分担方法を聞くと、「特に決めておらず、できるほうがやる」49.3%が最多 (グラフ2)。 できることをやる、とゆるやかに洗濯シェアしている様子が窺がえます。また、洗濯の工程を分担している場合、約8割の夫が「干す」ことを担当しています(グラフ3)。
洗濯を部分的にでもしているパパに、その理由を聞くと「妻の負担を軽減したいから」が約半数でトップ(グラフ4) 。次いで「作業をする時間・タイミング的に、自分がするほうが効率がよいから」29.5%、「家族のために洗濯するのは当然」26.2%と、前向きに取り組んでいます。また、洗濯は家事の中では好きな作業と思っている人も約4分の1います。
■ パパの“洗濯物の干し方”が気になるママは約4割だが、注意されたことがあるパパは約2割
コミュニケーションの難しさにモヤモヤ…
ママがする洗濯に満足しているパパは46.2%、「まあ満足」が47.1%と、満足度は高め(グラフ5) 。ママの気持ちはというと、パパがする洗濯に「まあ満足」52.6%が最多。「満足」というママも約3割いて、「やや不満・不満」は16.5%と少数派でした(グラフ6) 。といっても、具体的に感じている不満や要望を聞くと、「特にない」という人は24.7%で、モヤモヤを抱えている人は多数 。その内容のトップ3は「干し方」「しまい方」「たたみ方」です(グラフ7)。
洗濯に関わっているパパが、ママに言われたことがある要望や注意のトップは「洗濯機に入れる洗濯物の量が多すぎる」23.0%ですが(グラフ8)、ママ側のデータでは13.4%。目で見て分かりやすいことなので、注意したらすぐ改善できて、不満がたまりにくいのかもしれません。また、「干し方がきれいではない」と言われたことがあるパパは約2割ですが、不満に思っているママは約4割。「干し方が雑。袖もクチャクチャのままだったり、肩がずれてる。私が考えた乾きやすい最適な干し方と違うので、乾きにくい日は微調整しないといけないのが面倒。もちあげつつ是正をしてもらうように働きかけなくてはならないので気を使う」(34歳)など、細かい注意点が多いので伝えにくいといったママがちらほら。パパからも「洗濯物の干し方を注意されるが、その時の気分で怒られたり、そうでなかったりする」(34歳)など、コミュニケーションの難しさを感じるという声がありました。
【調査概要】
ママ編=期間:2019.3.13~3.17/ Webアンケート / 調査対象:子ども(社会人を除く)と同居している既婚女性(有職)265人
パパ編=期間:2019.6.1~6.2/ Webアンケート / 調査対象:子ども(社会人を除く)と同居している既婚男性(有職)121人
【回答者プロフィール】
ママ編=年代:20代5.3%、30代58.5%、40代31.7%、50代4.5%/働き方:フルタイムワーク67.9%、パート・アルバイトワーク27.9%、自営・フリーランス4.2%
パパ編=年代:20代9.9%、30代44.6%、40代45.5%/妻の働き方:フルタイムワーク64.5%、パート・アルバイト34.7%、自営・フリーランス0.8%
データは小数点2位以下四捨五入