移住促進ターゲットに情報をしっかり伝える媒体を選ぶことで10倍の応募に
埼玉県の中心に位置する川島町。一昨年、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の県内全線開通で、東名・中央・関越・東北自動車道と直結し、交通の利便性が向上。現在、このポテンシャルをいかす重要な時期を迎えています。
しかしながら町の知名度は低い状況。町の目標である「定住促進」「農産物消費拡大」への足がかりとして、地域資源を活用した新たな交流機会の創出事業をスタートすることになり、体験モニターツアーの実施等をJTBが受注しました。
町が求めるターゲット層と見込みエリアを測定し、確実にファンを獲得して拡大展開させる媒体選び
「平成27年に越谷市観光協会、平成28年には長瀞町の事業でリビング新聞に出稿。そのときのレスポンスがすばらしかったので、プロポーザルの段階からモニターツアーの募集告知媒体としてリビング新聞を提案していました。家庭の消費決定権を持つ主婦をターゲットとしているメディア特性に魅力を感じています」(JTB関東・竹村あおみさん)
モニターツアーは事前に実施した「地域資源魅力発掘調査」の結果から都内在住の ①OL層 ②プラチナ層 ③ファミリー層をターゲットにすることに。
モニターツアー30人に350組を超す応募
ファミリー層へのアプローチにサンケイリビング新聞社が発行するフリーペーパー「リビング新聞」を活用することに。掲載は、関越道利用のしやすさやファミリー世帯の多いエリアである「リビングむさしの」に決定。事業の最終目標が“定住促進”であるため、若いファミリー層からの応募を集中させるべく、メール限定の応募とした結果、媒体の高い集客力が発揮され、定員30人に対し約2週間で350組以上の応募がありました。
モニターツアーには編集部が同行し、当日の様子を取材。参加者のコメントを収集しながら撮影を行い、リアルな体験ツアー記事を製作しました。ツアー参加者からは、「アクセスの良さにびっくりした」「農産物がおいしくて、思いがけず沢山買い物をした」のほか、「機会があればまた訪れたい!」という声があちらこちらであがり、求めていたターゲット層から確実に町のファンを獲得できたようです。
さらに報告記事では、川島町の担当者も登場し町内の魅力を語ってもらう事で、単なるツアー実施報告にはせず、町のPR効果を高めたものに。ツアー参加者への直接的なアプローチだけではない、町全体のPRが実施されました。