行政改革に教育問題、花粉症対策から大規模イベントの開催まで、ともすれば伝わりにくい行政情報。地域社会の担い手である主婦にこそ、最も身近な生活情報である行政情報を知ってもらいたいと、リビング新聞では定期的にコラムや特集記事で行政情報を取り上げています。
また、日常の取材活動の一環として、知事や市長、区長など首長インタビューも行っています。一昨年、東京都に初めて女性知事が誕生。働き方改革の議論がピークを迎えた昨年4月にインタビューを行いました。
首長の意思をわかりやすく女性に伝える編集スタイル
インタビューにおける知事発言の内容は大きく3つ。①都政への関心を高めて住みよい、子育てしやすい、働きやすい東京にしていくこと ②東京2020大会をきっかけにユニバーサルな街づくりを進めていくこと③意識改革を行って長時間労働をやめる勇気を持つこと。
女性の参画を促す明確なメッセージを盛り込み、わかりやすい記事にまとめたところ、読者モニターによる紙面評価では「面白かった」と答えた人が76.7%と高スコアに。
「身近なフリーペーパーで知事の声を発信するのはとても良い取り組み」などの好意的なコメントも多数あり、首長の話を親しみやすく、ダイレクトに伝えられる編集スタイルを持つことがリビング新聞の強みでもあることを実感。
「皆さんが共感することを正しく伝えれば、人が動き、世の中を変えることができるのです」という知事の言葉がポイントだと思います。
(サンケイリビング新聞社・東京本部編集長/岸野順子)
●小池東京都知事インタビュー
掲載日:2017年5月13日号
掲載媒体:「リビング東京副都心」「リビング東京西」「リビング東京南」「リビング東京東」「東京リビング」※計約74万部