事業者・区民・提携都市などが連携して進行する、都市観光情報発信事業
中野区は、平成24年策定「中野区都市観光ビジョン」で、観光情報を発信・提供するウェブサイトを戦略のひとつにしています。
翌年、中野区では初めての取り組みとなる公民協働によるサイトを構築することに。プロポーザルで「サンケイリビング新聞社」が選定され、平成25年に中野区都市観光サイト『まるっと中野』がスタート。
その後、2回目のプロポーザルでも選定され、今年で5年目を迎えました。このサイトの一番の目的は「中野区民と来街者が楽しく過ごせるための魅力発掘&紹介」です。
本当に使える情報を発信するには質の高い「発信者集め」がキモ
中野区のサイト構築の際にキーワードとしてあげたのが“みんなで作る都市観光発信サイト”というもの。
サンケイリビング新聞社では、地域ごとにWebサイトを運営していて、地元で生活する主婦を組織化した”地域特派員”が情報をアップしています。ジモトで暮らす人たちが見つけるお店やイベント情報は、編集部のネットワークで拾えないリアルかつ新しいネタばかり。地域特派員記事は、同社のWEBサイト全体の約50%のアクセスを占める人気コンテンツになっており、その人材発掘と教育、運営のノウハウを5年以上に渡り、蓄積してきました。
そこで「まるっと中野」も、この制度・運営を導入。中野区からは地元事業者・団体・提携都市に、サンケイリビング新聞社からは読者組織を活用して区民や区内で働く人に声をかけ、地域特派員を募集。一人ひとりとの丁寧な面接で選考し、採用しました。
個人・団体すべての人を「中野ファン」という名称にし、それぞれが直接、サイトに情報をアップ。例えば、団体である「哲学堂公園」がイベントを告知し、2児のママが早稲田通りのカフェをレポート、明治大学のゼミ生がコスパの良い居酒屋店を紹介。また、編集部が区内で活躍する注目人をインタビューするなど、いずれも新鮮で住民や来街者が楽しめて役に立つ情報を日々更新しています。
公民協働で運営する醍醐味は、団体・個人問わず中野の”みんな”目線の記事が大量に集められること。
常にユーザーファーストであり続けるために、一昨年リニューアルを敢行。インターフェースを改善した結果、ページビューも伸びています。
現在はアクセスの約6割がスマートフォン。検索流入者が6~7割。よく見られる記事は、お花見や夏祭りなどの季節情報とイベントカレンダーですが、中野区の特徴として、「銭湯」も検索流入が多いワード。
データ分析などのPDCAを行うことで、中野区の情報として「銭湯」のニーズが高いことが分かり、そんな意外な区の魅力の発見があるものも都市観光サイトの面白さです。
中野区都市観光サイト まるっと中野
http://www.visit.city-tokyo-nakano.jp/
(平成25年4月19日開設)
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2018.05.18媒体への共感と信頼をベースに、調査やプロモーションに積極的に参加し、時に情報発信者にもなるメンバーがそろい、
各種調査だけでなく、プロモーション活動全般の基盤となります
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