“川崎でつなぐ”をテーマに幅広い市民にインタビュー
『カワサキノコト 川崎市 市勢要覧2018』
2018年4月、川崎市は市の多彩な魅力と基礎データを収録する広報誌『カワサキノコト 川崎市市勢要覧2018』を市民等向けに発行。同誌の制作を受諾した㈱サンケイリビング新聞社は、「川崎でつなぐ」をテーマにした老若男女の市民にスポットを当てたインタビュー特集と、市勢要覧・総合計画データをやわらかく読み進められる絵本スタイルで制作しました。
活躍する多様な市民へのインタビューで「人の豊かさ」をアピール
特集記事は、同誌の全体コンセプト「150万人都市・川崎の可能性」をもとに、人と人とのつながりにフィーチャーした市民へのインタビューで展開。スポーツ・文化・テクノロジー・ボランティアの分野において「川崎を舞台に活躍するスペシャリスト×未来を担う若者」という対談形式をとっており、NHK紅白歌合戦にも出場した川崎発のロックバンド「SHISHAMO」のほか、地元の小学生なども登場させ、同市がもつ「人の豊かさ」を伝えています。
また、市民の声を取り入れた広報誌にするため、サンケイリビング新聞社がもつ読者組織を使い、川崎市民への事前アンケートを実施。川崎市について本当に知りたい市民のリアルな声を広報誌に反映させ、市民が知りたい情報が詰まったコミュニケーション型広報誌になりました。
市勢要覧・データを「絵本スタイル」でやさしく・わかりやすく
さらに、同社の編集手法として、行政資料の固いイメージを払しょくするため、市のデータや難しく感じる総合計画については、「絵本」と「見やすいイラスト」を取り入れて紹介しています。
総合計画の紹介は、同市の「市民の木 つばき」をモチーフにした女の子を主人公にした絵本、『みんなでつくる 最高のまち かわさき』6ページ仕立ての構成。市が掲げる基本政策を“絵本を読むように”、だれもが読み進められるストーリーにして紹介しました。
発注元の川崎市・総務企画局シティプロモーション推進室は、「行政資料としての固いイメージを払しょくし、読みやすい広報誌になった」と高く評価をしています。
また、女の子と周りのかわいらしいキャラクターたちが、同市の明るい未来の可能性のイメージを効果的に表現しており、民間制作ならではの市勢要覧は、市民からも高評のようです。
DATA
タイトル 「カワサキノコト 川崎市 市勢要覧 2018」
発行部数 30,000部
発行時期 2018年4月
判型 A4版、フルカラー、56頁
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